しっかり警護を勤め上げ屯所に帰還



   一週間後……隊士達が広間に呼ばれた



  近藤「この度……松平容保公より


  新撰組と言う名を頂いたっっっ!!!


  壬生浪士組が認められた証だ!!!


     誠の旗に恥じぬよう


   より一層の努力をっっっ!!!」 



   土方、平助、総司、新八、左之


    一、烝が一斉に美輝を見たっ!


   
   目玉が落ちるんじゃないかと思う程



      目を見開いている



   近藤がまだ喋っていたが…………


   彼等は早く解散を促してくれと


    言わんばかりにソワソワしている



     ……………………………………




     近藤「解散っっっ!!!」



  
     ……………………………………



   
   近藤が解散を促すと…………



   7人は凄い形相で走ってきて


  
    土方は美輝の髪を掴んだ



     美輝「ぎゃっ!!!」

   

   土方は髪を掴んだまま走り

   

     土方の部屋へ………………



    スパンッ!  ペイッ!



     美輝「痛いっっっ!!!

    おめでとうございます!!!」



       バチンッ!



     美輝「痛いっっっ!!!」



   土方「てめぇーーーーーーーー!

      騙しやがったなっっっ!!!」


    美輝「えっ? 何を?」



    土方「新撰組…………………」



    美輝「だから……何を?」



   土方「俺らの敵だって言ったな?」



    美輝「ねぇ…………………。

  聞いちゃいけない人もいるよね……………

      土方……………………………


    私は、嘘は言ってないよ?」


   
   土方「テメェ……新選組と戦うって

      言ったよなぁ…………………」


  美輝「言ったよ? でも……

   壬生浪士組が新選組と戦うことはない

    とも言ったよね………………?


    取り敢えず……二人で話そう………」



   土方「あぁ……悪い……出てくれ…」