8月13日…………


      スパンッ!


  新八「芹沢さんが大和屋に火を放った」
    

   美輝「今日だったのっっっ!!!」


   土方「急いで行くぞっっっ!!!」


    出られる隊士は全員直行………


 大和屋の両隣を崩す班と火消しの班とに別れ

     
     消火活動が行われた


   美輝「芹沢さんっっっ!!!」


   芹沢「どうした?潤……………」


   美輝「何故こんな事を…………」


   芹沢「金策を断った上に…………

    生糸を買い占め高く売りつけて

    いたんだ……。京都守護職として

    見過ごす訳にはいかんだろ……」


   確かに……野次馬の中には喜んでる

     人達も沢山いた……………


   美輝「でも……これはやり過ぎです

     お咎め無しだと思いますか?

      角屋でも……女の命である

     髪を切らせるし……やることが

      酷いですっっっ!!!」



   芹沢「これで良いんだ…………」

   
   
   芹沢は微笑み美輝の頭をガシガシ撫でて


      屯所に向かった…………


    芹沢の笑顔は悲しそうだった


   美輝「芹沢さんっっっ!!!

  私、まだ強くなってないですからね!」


    芹沢「分かってる!!!」


   こちらには振り返らず答えた……



    ……………………………………




   平助「潤っ!こっち来い!!!」

   
       美輝「はい」


   消火活動に加わり、明け方には


        鎮火した


   大和屋の主人は茫然自失……………



    美輝「大丈夫ですか?」


   主人「これからどうやって………」


   美輝「みんなから愛される

      行いをすれば…………

      また再建できますよ!」


   主人「……………………………………」



   美輝「まぁ……頑張って!

     前に進むしかないから…」ポンポン


   
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  平助「お前……大和屋に言ってたこと…」


    美輝「自分に言ってたんだよ」


     平助「じゃあ…………」 


   美輝「こっちで生きていく事……

        考えるよ…………

     でも……長州は斬らない!」


   平助「まぁ……一歩前進だな……」


      美輝「だな…………」


   土方、総司は二人の会話を聞いて

     
    顔を見合わせて微笑んだ