美輝「ヒューヒューヒューゴホゴホゴホ」


中岡と坂本さんも……すげ〜強い……


美輝「ヒューヒューヒューヒュー」



美輝は息を整えようとするが、

逆に発作は酷くなる。胸元を掴み

うずくまった。 はぁ〜…。また倒れる


栄太の声が遠くなって行く







美輝「何で………こんな時に………」




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美輝「っっっ!!! あぁ……また」


医者「お帰りっっっ!!!

また来てくれると信じてた」


美輝「あぁ……そうかい」


医者「わざわざ儂に会いに

埃を吸い込まなくても良かったのに…」


美輝「…………………どうしても会いたくて…………………」


医者「知っておる!知っておる!

またゆっくり休め!」


美輝「皆は………」


医者「翌日は会いに来てたが……

あれから十日程来てないな………」


美輝「そんなに寝てた?」


医者「次は無いと思えよ?恋仲は

泣いとったぞ?」


美輝「あぁ………平ちゃん………」


医者「もう一人の色男はお前から離れなかったしな!」


美輝「あぁ……………栄太………」


医者「腹減っただろ?粥作ってくる」



……………………………………




栄太「こらっっっ!!!」


美輝「(ビクーーーーーー!!!)」


栄太「心配したよ」ギュー!!!


布団の上に座っている美輝に抱きつく栄太


美輝「坂本さんは?」


栄太「みんな無事。大丈夫!!!」


美輝「良かった………」


栄太「皆は仲良く謹慎中だからね」


美輝「だよね………………」


栄太「具合は?」


美輝「もう何ともない」


栄太「良かった………本当に……」


美輝「スミマセン」



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美輝が退院したのはそれから三日後


平助が迎えに来た…。


手を繋いで御陵衛士へ戻った


妖怪からメッチャ拳骨食らった。


ヒステリックにも程が有る!!!


美輝「私病人!」


伊東「知りませんよっ!そんなこと!」


美輝「てか……まだその髪型………」


伊東「何か問題でも?」


美輝「大ありだよ!人様に迷惑がかかるし、目がお腐りになる」


伊東「良かったっ!」


美輝「あっそ」


伊東「あなたはこれから十日の謹慎ね?

その間、子作りも禁じます」



美輝「クスッ! 平助可哀想……」


伊東「何なら私が平助の欲を満たしますからご心配なく」


美輝「きたねぇっっっ!!!」