慶応2年

 1月22日 薩長同盟が成立した


 私達は謹慎中。まだ近藤さんは

  
    知らされていない。


   

美輝「平助は山南さんを慕ってたから

   辛かったよね………。迎えが

   遅かったのは……気持ちの整理

    してたからだよね……?

   私こそゴメン……。平助の方が

   ずっと辛いのに……責めてゴメン


 幹部のみんなも私が傷付かないように

 配慮したのに………悪い事したな……


  謹慎解けたら謝らなきゃ………」


 
    ギューーーーー!!!



  平助「大人になったな……」


 美輝「ふふ……。逆ギレしたから……

     まだまだ子供だよ………」


 平助「大丈夫。皆は分かってくれる。

     むしろ謝ったら皆驚愕だ」



   美輝「早く皆に会いたい」




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  約束の三日……。 緊急幹部会



   謹慎中の私達も呼ばれた


私は先を知ってるから幹部会にも出る
 

  近藤「懇意にしていた薩摩が

   長州と手を組んだ。我々は

    どうすべきだと思う?」


伊東「薩摩に付くのが道理でしょう」


 土方「薩摩に付くべきだろ………」

  総司「私もそう思います」 

  左之「俺らも咎めなし」

  新八「幕府は………終いだろ」

  平助「今こそ攘夷になるべきです」

  一「局長と土方さんに従います」

  武田「局長の為に命捧げます」

  源さん「局長に付いていきます」



   近藤「美輝は…………」


  美輝「尊王攘夷になるべきです」


 近藤「しかし……上様や容保公の為に

    誠を捧げていたのに………」


 伊東「尊王攘夷の為に立ち上げた

   組ではありませんか………

  皆で作り上げていきませんか?」


 美輝「私には長州側に強力なコネが

  ありますし……、藩主、桂小五郎

   直々に剣を習っていました。

  天皇は少し後に薩長に付きます。

  数百年ぶりに錦の御旗が上がります

  新選組をのし上がらせるには……

  薩摩に付くのが有利になります」