晋作「こんな小娘に振り回される

      なんて……世も末だな……」


      美輝「そうですね」   


       三人「えっ?」


   美輝「私に振り回されてるようじゃ

      まだまだ日本は底辺です」


   土方「お前はこの時代では

       無二の存在だからな……」


   晋作「まだ敵が壬生狼で良かった

     徳川相手じゃ手も足も出ねぇ」


   美輝「うん……。そしたら私

      拷問受けて、吐かされてたね」


      土方「だろうな………」


   美輝「三人共……私を拾ってくれて

       ありがとね?」ニコッ!


     栄太「あぁ~~可愛い」ナデナデ


   美輝「今日の栄太はおかしいっ!」


   栄太「何でだろうね?

      髪降ろしてるからかな?

      凄く愛おしい……………」ギュッ!


   土方「そろそろ帰るかっっっ!!!」


   美輝「待って!まだ聞いてない。

      何があったの?誰にも

       言わないから…………」


   晋作「ん~~~……お前に

       知られたくないんだよ」


   美輝「栄太……言ったら接吻する」


   栄太「斬り合いになっただけだよ?」


     美輝「問題は相手!!!」


      栄太は土方を見る


      土方は美輝の耳元で


      土方「見廻組」ボソ


 美輝「っっっ!!!マジかっっっ!!!」


   土方「始めに斬ったのは俺だ」 


     美輝「何でっっっ!!!」 


   土方「あいつらが長州と斬り合ってる

     俺らに助っ人に来たんだが、

     死闘だからと、去るように

     言ったんだ。しかし、奴らは

     高杉に斬りかかりやがった……


     だから………皆殺しにした……」



    美輝「それで栄太と晋作が土方を

      逃がしてくれたんだね……。

      土方と総司を庇って……。


      守ってくれてありがとう


      もし捕まったら……


   投獄だもんね。本当にありがとう」


    栄太の両頬をつかんでチュッ!


      栄太「舌入れてよ」


   美輝「それは平助の特権だから

        駄目です!!!」