平助「美輝……今から走りに行くか?
夜は気持ちいいぞ~~?」
普通なら此処で美輝が断る筈がない
美輝「今日は元服だから良い!!」
平助「(やっぱり………………)
走らない理由は?」
土方「美輝…呑んでるかぁ?
入ってねぇな……
元服おめでとさん!!」
美輝「ありがとうございます」グビグビ
平助「何で邪魔するの?」
土方「邪魔? 俺がかぁ?」
平助「美輝……何があったの?」
美輝「走りたい………」
土方「美輝……呑め!!」
徳利ごと呑ませる土方
平助は美輝から徳利を取り上げた
平助「じゃ、今から行くよな?」
美輝「行かない」
平助「何で?」
美輝「(ポロポロポロポロ)
走りたい…………」
土方「………………………美輝………」
土方は美輝の頭をポンポンっと
叩いて席に戻っていった
平助「ん……。で?」
美輝「もぅ……走れないの……」
平助「何で?」
美輝「未来に戻った時、先生から
普通の生活は出来るけど
走るのはもう無理だって言われたから
靱帯断裂って……足の太い血管
みたいなのが切れたから……」
平助は漸く羽織を脱いだ
平助「……………………………………」
ギューーーーー!!!
平助「俺らとも離れ、走ることも
出来なかったのか……?」

