平隊士「何でしょうか？」


　　　土方「折り入って相談したい。

　　　　平助の部屋に美輝が入るんで

　　　　掃除して欲しいんだが…………」



　　　　　平隊士「良いですよ」



　　　土方「流石に只でとは言わん……

　　　　　一人二両でどうだ……………」


　　　平隊士「喜んでやらせて頂きます！」


　　　土方「済まん…………最後に

　　　　何度も何度も水拭きしてくれ。


　　　　俺達は……総司の部屋にいるから

　　　　終わったら声掛けてくれ………」

　　
　　　　平隊士「はいっっっ！！！」


　　　
　　　　ーーーーーーーーーーーーーー



　　　平隊士「ぎゃーーーーー！！！」


　　　　　　「何だこれぇ～～！！！」


　　　　　　「鞘　鞘　鞘　鞘」


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ぎゃーーーーーーーー！！！」
　　　

　　　
　　　　　「こっち向けんなっ！」



　　　「いやぁーーーーーーーー！！！」




　　　ーーーーーーーーーーーーーー



　　　
　　　　土方「ｹﾞﾗｹﾞﾗｹﾞﾗｹﾞﾗ」


　　　　左之「今日飯食えない」

　　　　
　　　　新八「うん……無理」


　　　　平助「泣きそうだ」


　　　　美輝「足の震えが……止まらない」


　　　　総司「土方さん………刀の手入れ

　　　　　　手伝って下さいっっっ！！！」


　　　土方「悪い……それは出来ねぇ」


　　　総司「何故です」


　　　土方「触りたくないから」


　　　総司「……………………………………」


　　　一「総司………早く手入れしたい」


　　　左之「水汲んでくる」


　　　総司「ありがとうございます」


　　　美輝「足がぁ……足がぁ……」


　　　土方「っっっ！！！　もしかして

　　　　　 　　　お前っっっ！！！

　　　　　　今走ったからっっっ！！！」


　　　美輝「違いますよ……恐怖で

　　　　　　　足が震えてるんです！」


　　　土方「そう言えば……前回はお前

　　　　　　倒れてたもんな…………」


　　　美輝「そう言えば……どなた様が

　　　　　　私を助けて下さったんですか？

　　　　　　私を助けた優しい方は………」


　　　　　　　土方「俺だ」


　　　美輝「なんとっっ！！！　その節は

　　　　　　ありがとうございました」