美輝「栄太は……………」


  先生「もうICUに移ってる筈だよ?」


  美輝「まさか……長州と新撰組を

     同じ部屋にしてないよね」


  先生「……………………………………

       そのまさかだよ………」


   美輝「晋作は別にして…………」


     先生「刀はないよ」


   美輝「幕末を嘗めないでよ…………

      素手でも殺し合うんだから……」


     先生「分かった…………」


   美輝「警察には……渡さないで……」


      先生「ごめん」


   美輝「じゃ、みんな殺して…………」


   先生「ははは……出来ないよ……」


   美輝は点滴を取って起き上がる


   先生「いい加減にしなさい!!!」

   
     美輝はまた眠らされた  


   美輝「早く……帰さない……と………」





    ーーーーーーーーーーーーーー




  翌日、美輝が目を覚ますと  


    隣に栄太がいた………


      美輝「栄太………」


    栄太「美輝……おはよう」


    美輝「はよ……。痛む?」


     栄太「平気だよ………」


   美輝「私……みんなを守れない……

      法が……厳し過ぎて………」


     栄太「早く……帰ろう」