美輝は男装して髪を高く結わえ


      光輝平眼を差した



  大きく深呼吸して池田屋へ走り出した




    ーーーーーーーーーーーーーー



   
 池田屋へ着くと、斬り合いが始まっていた


   池田屋へ入ると直ぐ平助と新八が


      目に入った…………


        ガキンッ!


   初めて美輝が刀を鞘から抜いて


      戦った瞬間だった


   平助「……………美輝……………?」


   美輝「平助……会いたかったです」


   美輝は平助を見ずに、長州藩士と

   
      戦いながら話す


  美輝「平助……鉢金をキツく

    締め直して下さいっっっ!!!」

  
     平助「あ……あぁ………」


     平助は鉢金を結び直した


   美輝「新八は親指に気をつけて!

      鉢金……付け直した?」


      平助「あぁ………」


  美輝「私は総司が心配だから上に行く

     絶対気をつけてよっっっ!!!」


     ブォン  ザクッ!


   美輝「急所は外した。捕縛して!」


   新八「……………………………………

      あいつ……強くなったな……」


   
      バタバタバタバタバタバタ



   美輝は階段を上り、総司を探した


      
      バタバタバタバタバタバタ



   振り返り   ガキンッ!


  
   土方「っっっ!!! 美輝!!!」


   美輝「お久しぶりです。土方さん!

      総司は何処ですかっっっ!!!

      吐血は今日っっっ!!!」


    土方「何っ? 探すぞ!」


  美輝「出来るだけ殺さないで下さい!」


     土方「約束は出来ない」


  奥の部屋で……凄い刀の交わる音……


      美輝は走り出した


    襖を二枚纏めて蹴り破った


     少しでも風を通す為………