栄太「知ってる」
晋作「何で屋根に登ってたんだ」
栄太「暗くなったから人斬りや
人買いに捕まったら困るから
屋根づたいに走ってたらしい」
晋作「……………………………………
こんな馬鹿は見た事がねぇ…」
栄太「知ってる」
晋作「先の世の女はみんなこんな
馬鹿なのかっっっ!!!」
栄太「違うと思うよ?美輝が
馬鹿なだけだよ
先の世の女が全て美輝みたいだったら
日本は終わってる」
玄瑞「だろうな~………」
栄太「……………………………………
飛び出したのも…俺のせい
なんだけどね…………」
晋作「無理矢理襲ったか?」
栄太「まぁ………そんなもんだ……」
晋作「焦るな……。今までの努力が
台無しだ………。あんな米粒ほどの
男に負けるわけないだろ~~………」
栄太「まぁね~~……。
分かってはいたはずなんだけど……
あいつが米粒米粒って騒ぐから……」
晋作「美輝は一筋縄ではいかねぇ…
慎重にいけよ? 良いな?」
栄太「だね……。転んでも只では
起きないし、出掛けても……
無事に何事もなく終わることもない」
晋作「相変わらずの人気ぶりか?」
栄太「美輝が帰る刻には男で一杯。
俺が迎えに行かなきゃ手込めにされる」
晋作「辞めさせろよ」
栄太「美輝が素直にハイって言うと
思うの?晋作はっっっ!!!」
晋作「ケラケラケラケラ ないなっ!」
玄瑞「終わった……」酒をまたかけ
消毒してサラシを巻いた
栄太「ありがとう」
玄瑞「こいつのお守りは大変だな」
栄太「なぁ~んでだろうね……。
放っとけないんだよ…………」
晋作「わざわざ苦労しなくても
お前なら相手選べるのにな…」
栄太「ふっ! そうだね……」

