平助「潤から離れろっっっ!!!」


   栄太「お前等が連れ去ったんだろ……

    美輝は返して貰うよ。長州に帰る」


   平助「っっっ!!! 美輝は……

       俺の女だっっっ!!!」


   
    パーーーーーーーン!!!


 
   美輝「あぁ…………面倒くせぇ……」



   栄太「………………………………。

      壬生狼に捕まってる間に

     随分言葉遣いが綺麗になったね」


   
   美輝「栄太に会えたのは嬉しい……

      でも、私はそこの組長の命を

      守らなきゃいけないの………」


   
   栄太「うん。長州から陰ながら

       見守ってあげて…………」



   美輝「私はもう新選組隊士だから

     栄太の…………敵なの…………

        ゴメンナサイ……………

     組長が怪我するようなことが

       あれば……長州を斬る」


   栄太「分かった……。みんな……

      退け………長州に帰るよ!

      美輝………ゴメンね…………」


       ドカッ!


    栄太は美輝の鳩尾に一発……


     美輝は……意識を失った


     栄太は美輝を担ぎ上げた


  栄太「晋作……組長は怪我させないで。

     俺の逃げ道出来たらお前も

        直ぐに逃げろよ?」


   平助は栄太に向かって走り出した


  平助「美輝を離せーーーーー!!!」



     パーーーーーーーン!!!

 
  
   晋作「それ以上近付いたら撃つ」



   平助「やれよっっっ!!!

     撃てよっ!心の蔵は此処だ!」



      着流しを開く平助


   
   平助「俺の美輝は渡さない!!!」