しばらくして尊が出てきた。 「亜紀ちゃん、こんな会社やめた方がいいよ。 僕がいい所、紹介してあげるから」 たぶん、瑠季に聞いたのだろう。 「いえ、大丈夫ですよ。相手にしなければいいだけの 事ですから」 「そう...困ったら、ここに電話しておいで」 そう言って、尊の携帯番号とメールアドレスが書かれた紙を 置いて、彼は秘書室を出て行った。