絶対あんたと恋になんかおちない!!


不覚。

今目の前、ほんの10センチ程にいるこの男。

あたしは壁に背中とつかまれた右手首を壁に押し当てて、
両足の間に膝を入れられて、逃げられないこの状況。


「亜紀、この後の俺の予定は?」

「今日は17時からの会議が最後で、18時には
終わる予定です」

「じゃあ19時だ」

「は?」

「家まで迎えに行く。夕食を一緒に食おう」

「残念でした。今日は合コンに行くの知ってるでしょ!」

「今すぐ辞退しろと言ったはずだ。俺様の命令は絶対だ」

「仕事以外で命令しないでよ。公私が混同してるよ」

「それでもだ。じゃあ、今日19時に家に迎えに行く」


そう言うと社長はさっさと秘書室を出て行った。