次の日の朝も律儀に迎えにくる瑠季。

「この距離なら自分でも行けるよ?」

「どうせお前の家は通り道だ」

何か文句あるか?

と言いたげな顔に、無言で、ない、と伝えると、
納得したようにまた前を向いて運転している。