絶対あんたと恋になんかおちない!!



叩く手が止まってしまった。

替わりに瑠季の手があたしの頭をくしゃくしゃ
と撫でた。

昔のように、ちいさい頃の亜紀にするように。

「僕は瑠季に一杯喰わされたわけか」

笑って尊が言う。

「でも、ファーストキスは瑠季に盗られちゃった
けど、他は譲らないよ」

そう言うと尊は秘書室を出て行ってしまった。