食事の間、何を話したか覚えていない。 胸がきゅんってなったままで、 どうしていいかわからなかったのだ。 会社までの帰り道。 「亜紀、どうした?ずっとぼんやりしてるぞ」 「な、なんでもないわよ!!」 「はは、そうか。早く仕事終わらないかなぁ。 そうしたら亜紀をいじめられるのに」 「私をいじめる為に会社にいれたんですか?」 「まさか。秘書が必要だったからだ。 俺の事をよく理解してくれている、な」 「そうですか」 ぶっきらぼうに言う。