スパイガール

「なぁ、真弓、俺さ好きな人がいるんだよ、でも、そいつ本当の自分を出そうとしないんだよ。」

「うん」


里樹は、好きな人いたんだ。


「でも俺さ、そいつのこと、たまんねぇくらいに好きになっててさ。どうしていいかわかんねぇんだよっておい!どうした?」


「え?なにが?」



「なにが?じゃねぇよ、なんで泣いてんだよ」