スパイガール

「あったかいな。」

里樹の隣で二人一緒の毛布をかけている。

すごくドキドキする。

胸の奥にしまってたのに、とまんないじゃん。

もう、気持ちが溢れ出てしまう。


それでも、里樹は、私のことなんてなんとも思って無いんだろうな。


まぁ、その方が苦しくなくて済むけど。