スパイガール

それから、しばらくして、

「くっしゅん!!」

あー、寒い。今は、真冬だからすごく寒い。

「大丈夫か?ちょっと待ってろ。」


里樹がなんか探し始めた。

「あった!ほら、これでもかけとけ。」

里樹は、私に毛布を渡してくれた。

「ありがと......里樹は?」

「俺は心配いらない。俺、暑がりだから。」

里樹はそんなこと言ってるけど、体が震えてる。

「里樹、来て!」

「?」

私は、里樹を隣に座らせて、一緒に毛布をかけた。


「サンキューな///」

里樹、顔赤いけど、大丈夫かな?

「うん!」