スパイガール

ー1時間後ー

はぁー、疲れた。

私がため息ついてると、

「なぁ、お前さ、何かあんだろ?」

え?なんで、まさかスパイのことばれた?

「何もないけど?」

だめだ。絶対に正体を明かしちゃいけない。


「嘘つくなよ!俺この間見たん「お願いだから!!これ以上、私のこと探ろうとしないで!!」

私は、里樹の言葉を遮って、大声がでてしまった。

私達は、気まずいまま、掃除を再開した。

自分でも、なんであんなに必死になったのかわからない。