チュンチュン…



いつの間にか朝になっていた。

あの後色々考えてみたけど結局何もわからないままだった。

ひとつわかったとは
タイムスリップしたということ。


目が覚めたら元に戻ってるかなーなんて
甘い考えも
目が覚めたらこの通りだった。



「笑佳ー、遅刻するわよー!」

変わらないお母さんの声は、あたしを安心させた。


思い悩むのも仕方ないので
いつもと同じよーに制服に着替えた。


メイク道具は、持っていなかったので
すっぴんで学校へ向かった。