ーーー あれから四年の月日がたとうとしていた。 「えーみかっ」 「宮っちー!おはー」 あたしは大学生になっていた。 直汰は元々携帯持っていなかったし、 あれから音沙汰無いからどうなったかサッパリわからない。 それでもあたしは今もこうして待っている。 「笑佳さー、今日暇ー?」 「うんー、暇暇ー!!」 「じゃあ、駅前のさ、カフェいこ!新しいとこ!」 「いいよー!!いこいこ」 そう言って歩き出したとき。