冷酷な彼は孤独な獣医

龍は鋭い目であたしを見る。


「あっ……はい!」


「行ってこい」


龍はまた、書き物を始める。


「ねぇ、龍?」


「なに?」


「本当に、服とか下着とかも買っていいの?」


「あぁ」


「あのさ、夜カレーにしてもいい?」


「あぁ」


「龍作れる?」


「あぁ」


「じゃあ、材料買って来たら作ってくれる?」


「あぁ」


「あのさぁ」


「あぁ?」


「ビーフカレーにしてもいい?」


「あぁ」


「それって、牛肉買うって事だよ!

牛肉だよ!高級だよ!」



あたしがそう言うと、龍はあたしをにらみつける。



「いいから!さっさと行って来い!」