冷酷な彼は孤独な獣医

「あたしは犬か!」


「犬と一緒にするな。

犬は、俺が好きで飼ってるんだ。

お前の事は、別に好きで飼ってる訳じゃない」


「いやっ、もう飼ってるとかって言っちゃってるし!」


「……………」



「瑞樹さん、住み込みであたしの事使ってくれないかなぁ?」


「あまり瑞樹とは関わるな。

アイツはああ見えて、結構危険な奴だ」





ああ見えてって、顔にあんなに大きな傷がある時点で、

結構ヤバそうだけど………



「ねぇ龍?」


「ん?」


「瑞樹さん、どうして顔に傷があるの?」