冷酷な彼は孤独な獣医

おばあさんはまた、龍に深々と頭を下げる。


そんなおばあさんに、あたしは「良かったですね!」そう言って犬を渡そうとすると、

龍がまたそれを止める。


「待て!」


「何でよ!」



そして龍は厳しい顔で、おばあさんに話し始める。



「あなたにこの犬を飼う資格はない」




えっ!!

なんて事言い出すの!!




あたしは驚いて唖然とした。



おばあさんも驚いた顔をしている。



「あの、私は本当にその子を大切に思ってますし、

その子は私の家族なんです。

お願いですからその子を返して下さい」