冷酷な彼は孤独な獣医

ガラガラガラ


龍が玄関を開けると、おばあさんが笑顔で、

あたしが抱いている犬を見る。



すると犬も、興奮して呼吸が荒くなる。



「この子です!この子うちの子です!」



おばあさんは嬉しそうに言う。



「良かったねぇ」


あたしは犬に向かってそう話すと、

おばあさんに犬を渡そうとした。


すると、龍がそれを止める。



「待て!」