冷酷な彼は孤独な獣医

「なにが?」


龍は横目であたしを見る。


「その……結婚……の事……」


そう言って首を傾けると、

龍が真顔で言う。


「嘘だ」


「だよね……」


「バカ!真に受けるな!」


「えっ?」


「本当だよ。お前さえよければいつでも」


龍は前を向いたまま、笑顔でそう言う。


「えっ……」


「なんだ?」


「本当に……あたしでいいの?」