冷酷な彼は孤独な獣医

あたしの言葉に、完全に龍の兄はキレた様子で……


兄はその場に荷物を落とすと、

あたしの髪の毛を掴み、思い切り腹を殴った。


「んっ」


「うるっせんだよてめぇーは!!」


あたしはその場に膝をついて倒れる。


呼吸が止まって息ができずもがく中、

龍の兄はあたしの背中を何度も蹴る。


「んっ」


「ふざけた事言いあがって!!」


「やめて……」


「このクソガキが!!」





龍……助けて……




龍の兄は、散々あたしを蹴った後、

全ての荷物を運び出し家を出て行った。