冷酷な彼は孤独な獣医

まさか電話に出る訳にもいかず、

部屋を出ようとすると、インターフォンが鳴る。


「えっ……」


きっと美紀さんだと思い下に行くと、

そこには龍の兄の姿。


「今、龍は美容院に行っていて……」


あたしがそう言うと、

龍の兄はあたしを無視して中に入る。



「あの!美紀さんなら来ていませんよ!」


すると龍の兄は立ち止まる。


「荷物は?」


「まだありますけど……」


龍の兄は部屋に入って行き、

美紀さんの荷物を手に持つ。


「なにするんですか?」