冷酷な彼は孤独な獣医

龍は、メモ帳に書いた地図を手に取ると、

顔をしかめる。


「これ、お前が書いたのか?」


「うん!」


「アホの地図だな」


「えっ?」


「この地図は、此処の場所を知っているヤツにしかわからないよ」


「そう?」


龍はため息を付く。


「はぁ……」


「ちょっと!ため息つかないでよ!」


「まぁいい。大体の場所はわかったから、

近くまで行ったらお前に電話する。

充電はあるか?」


「大丈夫!さっきまで充電してたから!」


「じゃあちょっと、先に出掛けるから」


「えっ?何処に行くの?」