冷酷な彼は孤独な獣医

龍は平然とそう言ったけれど、

本当は心配しているようで、

夕食が済むと龍は、ワインを片手に考え事をしている様子だった。



ホームパーティーの前日になり、

あたしは夜、龍にワインを少し貰って明日の練習をした。


「お前少し強くなったんじゃないか?」


「えっ?そうかなぁ?」


「あぁ。ちなみにこの前結奈と飲みに行った時は、

どのくらい飲んだんだ?」


「あの時は、結奈ちゃんが頼んでくれたカクテル1杯しか飲んでないよ?」


すると龍は、真顔であたしに近づき、

隣に座ると急にあたしの両頬をつねる。