冷酷な彼は孤独な獣医

龍に背中を向けボスに抱きつくと、

野菜を刻みながら龍が言う。


「終わったら電話しろ。迎えに行ってやるから」


「えっ!」


勢いよく龍の方を見ると、龍は真顔で話す。


「迷惑か?」


「いや、全然!全然大歓迎です!」


必死になって話すあたしを龍は笑う。


「ハハッ本当、お前は……」



なに?



龍はそれ以上なにも言わず、料理を続けた。