冷酷な彼は孤独な獣医

龍が、そんなつもりで言った訳じゃない事はわかっている。

わかっているけど……



「なんだよそれ…」


龍は、ため息まじりにそう言うと、

あたしから目線を外す。


そんな龍に、あたしはますます感情的になってしまう。



「なによ!

今、あたしの事面倒くさいって思った?

ウザいって思った?

美紀さんの方がいいと思った?

そうだよね!美紀さんは凄く綺麗だし、

髪の毛だってサラサラだし、

肌も白くて、手足は長いし、

あたしなんかより、美紀さんの方が龍に合ってるんじゃない!!」