冷酷な彼は孤独な獣医

「ハハッ似合うかもな」


「ふざけないでよ!あたしが坊主にしたら一緒に歩くの嫌でしょ?」


「いやっ、むしろいろんな所に連れまわしてやる」


「どういうつもりよ!」



午後になり、あたしは久しぶりに美容院へ行った。


美容院へ着くと、ヘアーカタログを見ながら、

龍の事を思い浮かべる。


龍は、どんな感じが好きなんだろう?

思い切って、結構短くしちゃおうかなぁ~でも……

すると突然、美紀さんの姿が浮かんだ。


綺麗なブラウンのサラサラな髪の毛は胸の辺りまであって、

羨ましいくらいストレートなその髪は、

誰もが触れたくなるような美しさで……


きっと龍も……何度も美紀さんの髪に……