冷酷な彼は孤独な獣医

「夜って、キャバクラとか?」


「ううん、居酒屋で。でも夜働く様になったら、

寝坊して昼の仕事遅刻する様になって……

それでクビになって……」


「何でそんなに金が必要だったんだ?」


「………それは…………言わない」


龍から目をそらし食器を片付けると、

龍があたしの隣に来る。

そして龍は、あたしの顔を覗き込む。



「お前さ、まさかその涼太って男に貢いでたとか?」



龍の言っている事は当たっていて、

でもそれを認めたくはなかった。



「違うよ………」