冷酷な彼は孤独な獣医

「なんだそれ?そういう問題じゃないだろ?」


「そうだけど……龍って基本、偉そうだし……

飼い主さん達にも……

年上の人ばかりなのに……

だから、したてに出る感じが想像できないっていうか……」


龍はワインを一口飲むと、あたしの隣に来る。


「別に俺は、偉そうにしている訳じゃない」


龍はあたしの頬を軽くつまむと、

ゆっくりと顔を近づける。



心拍数が急に上がる中、あたしは目を閉じた。



ペチッ



「イタッ!」


龍はあたしのおでこを叩く。