冷酷な彼は孤独な獣医

あたしはキッチンへ行くと、

夕食の準備を始めた。


すると突然、階段をもの凄い勢いで駆け上がる音が聞こえてきた。



なに!!



「おい!勝手に入るな!」


龍のそんな声が聞こえてきたと同時に、

勢いよくドアが開き、

龍の兄が部屋に入ってくる。


!!!!!


「美紀ーっ!!」


龍の兄は、大きな声で美紀さんの名前を呼ぶ。


「ちょっと龍?」


驚いて龍の方を見ると、

龍はあきらめたようにため息を付き、あたしに話す。


「悪いな、驚かせて」


龍の兄は、一瞬あたしを見ると寝室のドアを開ける。