冷酷な彼は孤独な獣医

あたしの質問に、龍は笑いながら答える。


「当たり前だろ!あっそっか、メス猫って言えばよかったか?

フッさすがにそれじゃあ通用しないだろ!」


荷物を運び終えると、龍は車を車庫に入れる。


あたしは車から出てくる龍を、外で待っていた。


そして龍が車から降りてくると、あたしは龍に抱きついた。


「龍!」


「なんだお前急に」


「だって!龍が帰って来ないかもって思って……

あたし……」


「バーカ!此処は俺の家なんだ、戻ってこない訳ないだろ?」


「でも…」


「それに……お前みたいな素行が悪い捨て猫を、

長い時間一人にさせてたら、

なにを仕出かすかわかんないからなぁ」