冷酷な彼は孤独な獣医

龍はため息を付いて電話を手に取る。


「なんだ瑞樹か。はい」


瑞樹さんとの電話が終わると、

龍があたしに言う。


「ちょっと瑞樹のところに行ってくる。

すぐに戻るから」


「わかった。あっ!あたし、お昼ご飯作ってるよ!」


「あぁ」


龍は少し、元気がない様子で部屋を出て行った。



あたしは昼食を作り始め、

それから10分くらいで龍は戻ってきた。


「こんなによこすか?普通?」


龍は、キッチン作業台の上にビニール袋を置く。


「うわっ!大量のジャガイモ!」