冷酷な彼は孤独な獣医

「龍?」


「ん?」


「そろそろ、この子達とお別れだね」


あたしは子犬達を見ていた。


「あぁ、そうだな。

そういえばお前、

電話の充電切れてないか?

昨日、繋がらなかったぞ」


「あっ!そうだ!」


あたしは、バッグから電話を取り出し充電をする。


すると龍があたしに話す。


「次の日曜日、病院終わったら何処かに行くか?」


「えっ!うん!行く!絶対に行く!」


龍は笑顔であたしを見る。


その笑顔があまりにもやさしくて、

あたしは思わず龍から目をそらした。


瑞樹さんのせいで、あたしは変に龍を意識してしまう。



龍は本当に……あたしの事が好きなの……?