冷酷な彼は孤独な獣医

「……そんな訳ない」


「アハハッ困らせちゃったみたいだねっ」


気が付くと、瑞樹さんのお店の前まで来ていた。


「あたし行くね……じゃあ……」


瑞樹さんに背中を向けると、

瑞樹さんがあたしを呼ぶ。


「理央ちゃん?」


「……んっ?」


「なにかあったら俺のところにおいでよ。

大丈夫!理央ちゃんが嫌がるような事はしないから!」


「うん……」


瑞樹さんは笑顔であたしに手を振ると、

お店の中へ入って行った。



家に戻ると、龍が朝食の準備をしている。