冷酷な彼は孤独な獣医

どうしようもない気持ちに、

胸がしめつけられる。


そんな中、瑞樹さんが静かに口を開く。


「龍に、理央ちゃんの事迎えに行くように頼まれて」


「…………」


「帰ろう」


瑞樹さんはあたしの肩に手を乗せる。


「嫌だ…」


あんなに楽しみだったのに……


「えっ?でも…」


「嫌だ!」


いっぱいおしゃれをしたのに……


「此処に居ても龍は来ないよ?」


ずっと龍の事を想って待っていたのに……


「嫌だよー!!なんでよ龍!!」


そんなすぐに……気持ちを切り替える事なんてできないよ。