冷酷な彼は孤独な獣医

そしてあたしは、リビングに居る龍に話し掛けた。


「龍!」


…………


龍の返事はなく、ドアを少し開けるとリビングに龍の姿はない。


「あれ?」


すると、お風呂場からシャワーの音が聞こえてきた。



なんだ、シャワー浴びてるんだ。


あたしは、メモを書いてテーブルの上に置くと家を出た。



[じゃあ後でね!]



待ち合わせの場所に着くと、平日という事もあって、

やっぱり公園にはあまり人が居なかった。


あたしは、入口から一番近いベンチに座って龍を待つ。


さっきまで一緒に居たのに、

こうして龍がくるのを待っているとドキドキして、

それでいてなんだか照れくさい。