冷酷な彼は孤独な獣医

そんなあたしに、龍が呆然とした様子で話す。



「なんだお前?なんで泣いてるんだ?」


あたしは涙を拭くと、これまでの事を龍に話した。



「あたし、帰る所がないって言ったでしょ」


「あぁ」


「昨日ね、あたし半年間同棲していた彼氏に、

出て行ってくれって言われて………

それで荷物まとめて家を出て来たの。


まぁ、荷物って言ってもバック2つに入る程度だったんだけど」



「その荷物はどうしたんだ?」


「駅のコインロッカーに預けてる」