冷酷な彼は孤独な獣医

すると、結奈ちゃんが和馬さんに言う。


「ねぇ和馬抱っこ~」


「此処、店の中だよ」


「抱っこ~」


「まいったなぁ、じゃあ外に出たら抱っこしてあげるから、

そこまで頑張って歩こう」


「うん」


和馬さんは苦笑いであたしを見る。


「じゃあ理央ちゃん行こうか?」


「あっはい」


外に出ると、和馬さんは本当に結奈ちゃんを抱っこする。


そして、結奈ちゃんをそっとタクシーの座席に座らせた。


「じゃあ理央ちゃん気をつけて!」


「はい!」