冷酷な彼は孤独な獣医

「えっ?」


「どうなの?」


「どうって……とにかく今から用事があるから!

そのうち連れて行くからじゃあ!」


あたしは強引に電話を切った。


すると龍が呆れた様子で話す。


「お前、それじゃあ嘘ついてるってバレるだろ」


「えっ?」


「丸聞こえだったぞ」


「そう……」


「前の会社辞めて、

今は動物病院で働いているって言えばいいだろ?」


「駄目だよ!なに言われるかわからないもん!

それに、辞めた理由聞かれるし……」