冷酷な彼は孤独な獣医

そして次の日。


夕方になり、あたしはシャワーを浴びると出掛ける支度を始めた。


服に着替え、髪の毛をセットすると電話が鳴る。


「あぁ……またママからだぁ」


テーブルの上に電話を置くと、

本を読んでいた龍が話す。


「そろそろ電話に出た方がいいんじゃないか?

もう5回は無視してるだろう?」


「うん……」


あたしは仕方なく電話に出た。



「もしもし」


「やっと出た!」


「毎日忙しいってメールしたでしょ!」


「理央!今度の日曜日に、

一緒に暮らしている彼をウチに連れてきなさい!」