冷酷な彼は孤独な獣医

「通じてるからいいだろ」


「そういう問題じゃないよ!」


「いいから早く運べ!」


「なによ!」



好きな人には名前で呼んで欲しいのに……

龍のバカ……




昼食が済むと、龍は書き物を始める。


「ねぇ龍!みんな大きくなったね!」


あたしはチップと子犬達を見ている。


「あぁ」


「だって前までこのくらいの大きさで、

たとえるなら……毛虫みたいな感じだったよね!」