冷酷な彼は孤独な獣医

龍はワインを一口飲むとあたしに話す。


「一時的なものだ」


「えっ?」


龍はワインを持ってソファーへ座ると、

真顔であたしの顔を見る。


「俺に対するお前の気持ちは、一時的なものだ」


龍の言葉に、あたしはムキになって話す。


「そんなんじゃない!」


龍は冷静に話す。


「一時的なものなら目を瞑ってやる。

このまま此処に住んでいても構わない。

ただし、そうじゃないと言うのなら、

実家に帰るか他に住む所を探せ。


どうしても実家に帰りたくなければ、

俺が金を出してやる」