冷酷な彼は孤独な獣医

夕食を終えると、龍は本を読み始めた。


あたしは後片づけを済ませると、

龍の向かいのソファーに座る。



「ねぇ、龍?」


「あぁ?」


いつもと変わらない龍。


「その本、全部英語で書いてあったけど読めるの?」


龍は顔を上げると、呆れた表情で話す。


「読めなかったら読んでないだろ」


「……だよね」


龍はまた視線を本に向ける。


「ねぇ、龍?」


「あぁ?」


あたしは龍に、自分の気持ちをちゃんと話したくて……